STT修正ガイドを活用してリアルタイム字幕と翻訳の精度を向上させる方法

作成者 XL8 Support Team, 変更日 木, 4 6月 で 8:37 午後 作成者 XL8 Support Team

このガイドの目的 

このガイドでは、EventCATカンファレンスにおける「STT修正(音声認識修正)ガイド」の活用方法について説明します。 

STT修正ガイドを使用すると、セッションが始まる前にEventCATの音声認識(Speech-to-Text)エンジンへ直接指示を出すことができます。この指示により、EventCATは人名、専門用語、表記の好み(フォーマット)、そしてイベントの文脈(コンテキスト)をより正確に理解できるようになります。 

音声認識の精度が向上することで、セッション中のリアルタイム字幕やAI翻訳のクオリティを大幅に高めることができます。 


STT修正ガイドとは? 

STT修正ガイドは、普段使っている自然な言葉(プレーンテキスト)で指示を入力するだけで、EventCATがセッションの音声をどのようにテキスト化(文字起こし)するかをカスタマイズできる機能です。 

セッションが始まる前に、特定の単語の正確な綴り(スペル)や、フィルタリングして除外したい内容、あるいは認識精度を上げるためのイベントの背景知識(文脈)をEventCATに伝えることができます。 

【活用例(指示できる内容)】 

  • 登壇者(スピーカー)の名前 

  • 企業名・団体名

  • 製品名・サービス名

  • 略語(頭字語)

  • 業界特有の専門用語

  • イベントの主要なテーマやトピック

  • 無視(除外)または別の表現に置換したい言葉・フレーズ


STT修正ガイドの使い方 

  1. 管理画面(Controller UI)の左側パネル下部にある 「STT Revise Guide」 ボタンをクリックします。

  2. テキスト入力エリアのあるモーダルウィンドウ(ポップアップ画面)が開きます。

  3. 普段お使いの自然な言葉で指示を自由に入力します。

  4. 「Save(保存)」 をクリックします。

  5. 保存されると、音声認識(STT)エンジンはセッション中にその指示に従って文字起こしを行います。

注意事項 

  • 文字数制限: 指示は1,000文字以内に限られます。重要度の高い専門用語やルールに絞り、明確かつ簡潔に入力してください。

  • 編集のタイミング: STT修正ガイドは、セッションが停止している状態のときだけ編集が可能です。必ずセッションを開始する前に設定を完了させてください。


設定文のサンプル 

1. スペルや表記(フォーマット)の指定 

特定の名前、ブランド、用語の表記方法を固定したい場合に使用します。 

入力例: 

  • 登壇者の名前は、"Kaylee" や "Kayleigh" ではなく、常に "Kailey" と表記してください。

  • 企業名は "Excel Eight" ではなく、常に "XL8" と表記してください。

  • 製品名は "EventCAT" とし、スペースを空けずに「CAT」を大文字で表記してください。

  • 金額の表記は "500 million dollars" のようなテキストではなく、"$500M" のように記号と略語の形式で表記してください。

2. コンテンツのフィルタリング(除外)と置換 

文字起こしから特定の言葉を除外したり、別の表現に置き換えたり(クレンジング)したい場合に使用します。 

入力例: 

  • 「ええと」「あの」「ええ」といったフィラー(言い淀み)は文字起こししないでください。

  • 不適切な表現(俗語・罵倒語など)が含まれる場合は、すべて ""* に置換してください。

  • 背景の雑音や観客の話し声は文字起こししないでください。

  • 競合他社の社名が発言された場合は、すべて "[competitor]" に置換してください。

3. イベントの背景知識(文脈)の共有 

セッションのテーマに関する背景情報をEventCATに事前に学習させ、認識精度を上げたい場合に使用します。 

入力例: 

  • 本セッションは「2026 AI Tech Show」の基調講演です。登壇者はAIや機械学習の専門用語を頻繁に使用します。

  • 本セッションは医学会のパネルディスカッションです。「心筋梗塞(myocardial infarction)」「頻脈(tachycardia)」「内視鏡検査(endoscopy)」などの専門用語が想定されます。

  • これは社内の法務ブリーフィングです。案件名は「Thornton v. Hargreaves」です。法的な引用元は発言された通りに正確に表記してください。

4. 複数の指示を組み合わせる場合 

スペル規則、フィルタリング、イベントの背景情報を1つの指示文(プロンプト)にまとめて入力することも可能です。 

入力例: 

  • 本セッションは「EventCAT」の製品デモです。EventCATはスペースを空けず、CATを大文字で表記してください。発表者の名前は「Lior Ben-David」です。「ええと」や「あの」といったフィラーは文字起こしから除外し、不適切な表現はすべて "***" に置換してください。 


効果的な指示文を書くためのヒント(Tips) 

具体的に記載する: 指示が具体的であるほど、より良い結果が得られます。「名前を正しく表記して」と書くのではなく、「登壇者の名前は Anneliese Hofmann です」のように明記してください。 

自然な言葉を使う: 特別なプログラム構文や技術的な記述は不要です。人に入力ルールを説明するように、普段使っている自然な言葉で記述してください。 

重要なものを優先する: 1,000文字の制限があるため、文字起こしの品質に最も大きな影響を与える(頻出する)用語やルールに絞って入力することをお勧めします。 

「文脈」と「ルール」を組み合わせる: イベントの背景知識(文脈)と、具体的なスペルの指定をセットで伝えると、最も認識精度が高くなる傾向があります。 


本ガイドで問題が解決しない場合は、以下よりサポートをお求めいただけます。 

EventCAT ヘルプデスクに移動する

メールでのお問い合わせ:  contact@eventcat.com


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